膣内の洗浄で妊娠を防ぐ事ができる?

妊娠しないようにすることを避妊といいますが、世間では様々な手段が蔓延しています。
医学的根拠がある方法もあれば都市伝説のように伝わっている方法もあり、正しい判断で利用しなければ望まない妊娠を招いてしまうばかりではなく、体にトラブルが起きてしまうこともあります。

まず妊娠を防ぐためには女性の膣内に精子の侵入を防ぐか、女性もしくは男性の体の生殖機能をコントロールするしかありません。
前者の方が手軽であり一般的にも使われやすい方法ではありますが、失敗する可能性もあり避妊できる確率は完璧とはいえないという側面があります。
一方後者は避妊できる確率はとても高いというメリットがありますが、体に対する影響が大きくまた手軽さは少ないため普及されていかないというデメリットがあります。

また女性の膣内に精子が入ってしまってもすぐに取り除けばいいという、間違った認識が広がっていることも望まない妊娠が増えてしまう原因となっています。
女性の体の仕組みというのはとても不思議なもので、特に妊娠に関しては医学で解明されていないことがたくさんあります。
いったん女性の膣内に入ってしまった精子はどうにか卵子を見つけようとどんどん体の奥へと入っていってしまうため、すぐに膣内を洗浄したとしても妊娠を防げる可能性はあまり高くはありません。
さらに精子は数が決まっているわけでもなく、大きさも目に見えないほどであるため、洗浄したとしても洗い流されたかどうかまでは確認することはできません。
また洗える範囲というのは限定的であり、その効果も得られにくい部分でもあるため、現実的な避妊法ではありません。

それよりも膣内洗浄は避妊としての役割がないだけでなく、女性の体にとってはダメージの方が大きくなってしまうこともあります。
膣内は粘膜でもあるため、常に乾燥しないように粘液で守られています。
ですが洗浄することで体液が洗い流されていしまうため、体液が保護の役割を失ってしまうのです。

膣内をコーラで洗浄すれば妊娠を防げるのはデマです!

都市伝説のように伝わっている避妊法として、コーラを使って膣内を洗浄すると妊娠を防げるといううわさがあります。
どうやって伝わっていったのかは不明ですが、避妊としては間違った方法であるだけではなく、カンジダや感染症のリスクがありとても危険でもあります。
炭酸で刺激があるからといって洗浄力が高くなることはありませんし、含まれる成分が妊娠を防ぐといった根拠はまったくありませんので、避妊法としてはデマの一つです。

カンジダというのはカビの一種でもある菌が原因になってしまう病気ですが、性器のかゆみやおりものの変化などが症状として出ます。
カンジダは健康な人であればほとんどが持っている菌なのですが、体の免疫が落ちたり膣内の環境が悪くなった時に悪さをします。
そのためコーラに限らず膣内洗浄のやり過ぎは、カンジダのリスクが高くなります。

一方コーラを使って洗浄すると、膣内は刺激を受けてしまいます。
炭酸によって粘液が取れてしまうことや、コーラに含まれている糖類などの成分が粘膜に残りやすいです。
そうなると膣内の衛生環境が悪くなってしまい、そこに菌が繁殖することで感染症を引き起こすこともあります。
また妊娠を防ごうとやり過ぎてしまうことで膣内が傷ついてしまうこともあるので、そうなるとさらに感染症にかかりやすくなってしまうので注意が必要です。

望まない妊娠を防ぐためには、正しい避妊法を実践するしかありません。
間違った避妊法を使うことは女性の体を傷つけることにも繋がるため、男性も女性も正しい知識をもって避妊を行わなければなりません。
そのため噂のように根拠のないものは信用しないように注意し、医学的根拠のある避妊法だけ使うようにします。

関連記事

ページ上部へ戻る